1918年、広島の小さな町で木製滑車をつくり始めたのが世界のキタガワの始まりでした。
その6年後には滑車に使用するベアリングの製造に着手し、鋳物の加工の分野へ事業を拡大。1941年に株式会社北川鉄工所として新しいスタートを切りました。以来、70有余年。今では金属素形材事業、工作機器事業、産業機械事業を柱に、多彩な製品や技術を開発。日本国内はもとより、世界各国へ活躍の場を広げています。
金属素形材開発に取り組み、さまざまな鋳造技術を駆使し、自動車部品を始め、農業機械部品や建築機械部品などの製品をつくり、提供。世界中で生産される車のおよそ10台に1台はキタガワで製造された部品を搭載しています。またここ数年は海外生産にも力を入れ、タイやメキシコにも生産拠点を設けています。
金属や木材などの素材を加工するための旋盤やマシニングセンタと言った工作機器の周辺機器である「旋盤用パワーチャック」や「回転シリンダ」「NC円テーブル」「パワーバイス」などを製造販売。パワーチャックの分野では国内シェア60%と業界屈指の実績を打ち立てています。
コンクリートプラント関連製品から、建設用タワークレーン、ウォーターカッターなどの特殊工作機器、さらに立体駐車場まで。産業機械事業では多種多様な製品を開発し続け、各方面から高い評価を得ています。